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La déconstruction des idoles ──アイドルの脱紺築 chapitre deux

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強がり 改訂報告

2004/11/30改訂分

まばゆいレマン湖のほとりの景色が映し出され、フランス語が飛び交い、子供が童謡を歌い、そして、突然黒くなった画面に何文字かのアルファベットが映し出される。

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まばゆいレマン湖のほとりの景色が映し出され、フランス語が飛び交い、童謡を歌う子供の声が聞え、そして、突然黒くなった画面に何文字かのアルファベットが映し出される。

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電源切っておけよ、と心の中で悪態をつく

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電源切っておけよバーカ、と心の中で悪態をつく

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 カーブを抜けるとき、乗客の姿勢が一斉にカーブの外側へと傾くが、隙間がないので他人に体重を預けてしまっても転ぶ心配だけはなかったが、次の大きな駅でどっと人が降りてしまうと、こんどは逆に転倒が恐くなり、目の前で揺れていた吊革に手を伸ばす。

 を以下に修正しました。

 カーブを抜けるとき乗客の姿勢が一斉にカーブの外側へと傾き、隙間がないおかげで、他人に体重を預けてしまっても転ぶ心配だけはなかったけれど、次の大きな駅でどっと人が降りてしまうと、こんどは逆に転倒が恐くなって、目の前で揺れていた吊革に手を伸ばす。

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 大沼真理が会社に入ってきた時、最初は「沼ちゃん」とか「ぬまっち」とか呼んでいたのだが、本人は、ヌマという音が気に入らなかった──だってやぼったくてさあ、なんか、ヌメヌメしてる感じじゃん?──ようで、しばらくすると真里は、わたしのこと〈まりっぺ〉って呼んでください、と言いだした。それで、会社では、〈まりっぺ〉が彼女の通称として定着したのだが、彼女と親しくなっていた優子は、じゃあ、どうせだったら、二人きりの時は〈やぐち〉って呼ぶ、と真里に宣言したのだった。
「だから、おいらは逆に田澤先輩のことを〈ゆーちゃん〉って呼ぶことにしたわけ」

 を以下に修正しました。

 会社に入ってきた当初、「沼ちゃん」とか「ぬまっち」とか呼ばれていた大沼真理は、ヌマという音が気に入らない──だって、やぼったいしさー、なんかヌメヌメしてる感じじゃん?──らしく、しばらくすると、わたしのこと〈まりっぺ〉って呼んでください、と言いだし、それ以来会社では〈まりっぺ〉が彼女の通称として定着していたのだが、ある時、企画の案を練っていた優子が紙の上にメモした〈知的センスをさり気なくアピールするためのマストアイテム〉という文字を、真里が覗き込んで、矢口的センス? と読み間違えたので、優子は、それって例えば上げ底スニーカーとか? と言って爆笑し、それ以来真里の顔を見ると、ことあるごとに、いやー、さすがに真里は矢口的センスがあるよねー、と、からかい続け、そのうちいつの間にか、優子は真里のことを〈やぐち〉と──さすがにちょっと恥ずかしいので、二人きりの時に限ってだけれど──呼ぶようになっていた。
「だから、おいらは逆に田澤先輩のことを〈ゆーちゃん〉って呼ぶことにしたわけ」

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 荒川は妙に照れ臭そうに頬を赤らめている。そんな子供っぽいあだ名でお互いに呼び合っていることが知られてしまった優子も、恥ずかしさを隠せない。

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 荒川は妙に照れ臭そうに頬を赤らめている。そんな〈ヲタヲタしい〉あだ名でお互いに呼び合っていることが知られてしまった優子も、アルコールとは別の理由で頬が火照ってくる。あー、めっちゃヤバい。恥ずかしいで、これ。

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「あの。返事は、今すぐじゃなくても」
「うん」
「あの。優子さん?」
「なに?」
「あの、とりあえず、24日にタイユヴァン・ロビュションのクリスマス・ディナーを予約したんで、ぜひご一緒に」

 を以下に修正しました。

「あの。返事は、今すぐじゃなくても」
「うん」
 料理の苦手な女でもいいん? って、それは先走りすぎ。でも、料理なら僕がします、って、フツーに言ってくれそうやけど。 「あの。優子さん?」
「なに?」
「あの、とりあえず、24日にタイユヴァン・ロビュションのクリスマス・ディナーを予約したんで、ぜひご一緒に」

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 その時、下駄箱の上の、いつから置いたままなのか思い出したくもない白い封筒と、小さなガラスコップに入った葉が茶色く変色したプテリスが目に入り、

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 その時、下駄箱の上の、いつから置いたままなのか思い出したくもない白い封筒と、小さなガラスコップに入った葉が茶色く変色したプテリス──先月の五日に〈やぐち〉が、会社の同僚としては初めて部屋を訪ねてきてくれて(友達を部屋にあげること自体、超ひさしぶり)、小梅にも、見てごらんー、これが〈やぐち〉だよー、と紹介しもしたし、〈やぐち〉に小梅をだっこしてもらって、可愛い〈二匹のペット〉のツーショット写真も撮ったし、その後、二人でキムチ鍋をつつきながら夜遅くまで〈ダベッた〉のだけれど、その時は、せっかく贈ってくれたプテリスが枯れかけているのを真里に見せるのが忍びなくて、台所の流しの下の引き出しに隠しておいた──が目に入り、

 裕ちゃんと、矢口っちゃんの「二人鍋」は、この小説を書き上げた後に起った出来事です。
 が、この小説は、時期的に、12月の中旬までの出来事を描いていますし、であれば、現実に11月5日にあった記念すべき出来事を、この小説中に記録しておきたい、と考え、エピソードを追加しました。
 いい感じに、小説世界も膨らんだと思います。

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ケータイにメールがきて、画面を見ると〈やぐち〉だった。

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ケータイ(待受画面は小梅と〈やぐち〉のツーショット)にメールがきて、画面を見ると〈やぐち〉からだった。

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 危うくお茶を吹き出しそうになり、アホなもん送ってくんなや、と画面に向かって文句を言っていると、続けてもう一通メールが来て、

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 危うくお茶を吹き出しそうになり、アホなもん送ってくんなや、と画面に向かって文句を言い、『ビミョー』と一言メールを返そうと文字を入力しているうちに、続けてもう一通メールが来て、


('04/11/30第1回改訂)