La déconstruction des idoles ──アイドルの脱紺築 chapitre deux

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強がり index

はじめに

 「アイドルの脱紺築」、初の「娘。小説」をお届けします。
 本作品は、中澤裕子さんのソロ曲『強がり』を題材とした「フィクション=小説」であると同時に、『強がり』の、限りない魅力を敷衍し、パラフレーズしようと試みる一種の「批評」でもあろうとしています。それで、タイトルを「強がり 小説=批評」と(少々生意気ですが)、しました。

 また、ひたすら裕ちゃんの魅力について書く小説ですが、いわゆるヤグチュー(中澤裕子×矢口真里)カップリングの概念を、最大限拡張すれば、あるいは、それにも含まれる小説、であるかもしれません。

 こんな、それなりに長い小説を書いても、中澤裕子さんとその歌の持つ量り知れない魅力の、一端すら表現できていない、という忸怩たる思いがあります。
 それでも、これが私にとって、現時点での全力を出し切った結果です。
 ですから、色々と不満や、書き足りないこと、書き切れないことはありますが、書いてよかった、と、今は思っています。
 読んでくださる皆さんに、少しでも楽しんでいただければ嬉しいです。そして、もし、これを読むことで、裕ちゃんのことをもっと好きになってもらえるならば、〈作者〉にとって望外の喜びです。

お願い

 この小説を「読んでみよう」もしくは「読んだよ」という方は、ぜひ、掲示板「強がり」を「読むぞ・読んだぞ」と報告するスレ(点呼スレ)のほうに書込みしていただけると幸いです。(その場限りの捨てハンドルでも「名無し」でもかまいませんので、どうかお願いします)
 また、御感想や、御質問などございましたら、同じ掲示板の「強がり」の感想を書くスレのほうに書いていただけると嬉しいです。メールのほうでも、どしどしお待ちしております。

小説本体 及び 関連文書

「強がり 小説=批評(400字詰原稿用紙で約160枚)

改訂報告(2004/11/30)

元になった歌詞

 この小説は、創作であると同時に批評でもあるという性質上、元の歌詞を知らないと十分に楽しめない恐れがあります。
 ですから、基本的には中澤裕子さんのアルバム「第二章 〜強がり〜」を買って、そこに収められている「強がり」を聞いてから読んでいただきたいのですが、なかなかそうもいかない、という方のために、便宜上、原曲の歌詞を引用・紹介させていただきます。

「寂しい日はないよ」
とか ついつい意地を張って
休日 一人で 映画を見る

昔の恋人も
たまに電話くれるけど
会ったら 甘えそう やだな〜

山の手の混雑には
なれないけれど
いつまでも…

むっかしほど 食べなくなった気がする
でも ケーキは別なの
女の子のすごいとこ
むっかしほど 好きになったりするのも
減った気がする
恋の結末が 恐いから
気づかぬふり

田舎に帰ったら
母のいつものパターン
近所のすし屋さん おでかけだね

少し酔った母は
さらに 声が大きく
聞きたいことには 触れず…

やっぱりね ふるさとには
エネルギーがある
って思うの

こんな夜は 会社でのことも忘れ
笑ってばかり
すんごいストレスとか
飛んでいく
こんな夜は わざと子供に戻った
フリをしてみる
恋の始まりを 前祝い
心の中
中澤裕子「強がり」 作詞作曲:つんく

 以上が、『強がり』の歌詞ですが、楽曲の持つ本当の魅力は、もちろん実際に曲を、そして中澤裕子さんの歌唱(最高に可愛らしい声!)を聴いてみなければ分かりません。
 ですから、まだ聴いていない、という方には是非聴いてみてほしい、と、強くお薦めしておきます。
 個人的には、つんくさんの書いた曲の中でももっとも優れた楽曲の一つだと信じております。

謝辞

 まず誰よりも先に、中澤裕子さんに感謝します。あなたという魅力的な女性・歌手・女優・タレントがいなければ、この小説は、当然存在しませんでした。万が一読んで頂けて、喜んで頂けたら嬉しいのですが。
 そして、裕ちゃんに、このうえなく素晴らしい楽曲を提供してくれた(これからも提供し続けてくれるであろう!)つんくさんに、また、裕ちゃんを支えてくれているスタッフの皆様方にも、感謝します。

 また、この小説を書き上げる最終段階での、チェック作業において、以下の方々のお力をお借し、貴重なご感想とご指摘を頂戴することが出来ました。私の貧しい小説のキズを少なくできたのは、ひとえに皆様方のお蔭です。記して感謝します。

《順不同》
加減のりじょさん (nの殿堂
niigakistさん (おまめ茶房。
Alfredさん (アルフレンジャー
4WDさん (monyMONO
真里さん (MMGP市井紗耶香プロジェクトふれんちとーすと
cloverさん
H師匠さん
tukuさん
他一名様

 皆様のお蔭で、私の拙い小説の完成度を高めることができたことを嬉しく思います。そして、当然ながら、それでもなお残っているであろうケアレスミスや到らぬ点の責任は、痛井ッ亭。ひとりが負うものである、ということを申し添えておきます。


('04/11/08初出)
('04/11/30改訂報告を追加)